こんばんは!&おはようございます!
サンクスギビングが終わったので、いよいよクリスマスの準備。
クリスマスのイベントは皆さんそれぞれかと思いますが、我教室では、毎年12月恒例の、ウインターリサイタルが開催される。
例年ではゲーム感覚のプログラム無し『くじ引き』で順番を決めたり、『ビンゴゲーム』をやったり。
今年は演奏あるのみ。
プログラムは1人プログラム2部問まで。
曲目は、一部門2曲まで。
全部で3部に分ける。
アンサンブルは、家族、友人賛助出演あり。
一部・クラシックピアノソロ
二部・クラシックアンサンブル
三部・ポップス、ジャズ、映画音楽、クリマスソング
コンサートはいつも緊張と恐怖と楽しみの入り乱れた、不思議な場所。
それは子供の頃自分が体験したものと一緒。
そして40年+人前で演奏しているけれど、その気持ちも全く変わらない。
準備するその心も一緒。
それをみんなで共有できるから、なお楽しい。
演奏に満足できるかどうかは、その準備段階で決まってしまうから、とにかくレコーディング前の1−2回のレッスンは、気合が違う。
「スイッチが入るのがちょっと遅いんだよねー、、、」と思いながらも、自分もまたそうだから、人は切羽詰まった時にしか本領が発揮できない性分なんだろう。
レコーディングリサイタルと本当のリサイタルとの違いは、レコーディングは何度も挑戦できると言う点では優勢。でもずっと残るから気に入った演奏にならなくては心残り。
本当のリサイタルは一発勝負。うまくいけばみんなに好印象を与えられる。
万が一うまく行かなかったとしたら、その時一瞬恥ずかしい思いをするが、録画をしていなければ、それは数時間、または数日で他人には忘れ去られる。ただ本人は、きっと一生忘れられないとは思う、、、。
そしてそれを苦に音楽から離れてしまう人は、残念すぎる。
音楽を楽しむと言うことに、完璧主義が勝ってはならないのだ。
完璧主義が楽しめれば、もっといい。
その準備は本当に大変だ。初心者が演奏する曲は1分程度。そのために何回レッスンを受け、何十日、何十時間練習するだろう。経験が増えれば曲も長くなるし、練習時間も増えていく。これほどまでに、一瞬のために緻密な努力の蓄積と集中力を試せる分野は、普段音楽以外の生活で巡り逢うのは難しい。
それから、絶大なる感謝の的、それはその準備に応じる家族の支え。「出来ない〜」と何度泣きながら悔し涙を流し、訴え、駄々を捏ねる子供達を見て、かわいそうだと思って手を差し伸べたくもなるだろう。「もうそんなに辛いのなら、やめてしまったほうがいい」そんな悪魔の囁きに応じたくなることもあるだろう。突き放したり、励ましたり、心が折れそうになったところを支えあって、やっと1人で立ち向かい、受け入れる勇気を培う事ができる。
年に2回その確実に成長している、みんなを見ているのが本当に幸せ。
只今バーチャルリサイタル準備中。