稼働率が上がる!
それは働きが増え、生産性が増えると言うことと、理解したとしよう。
楽器を操る筋肉以外に、体を意識することは減ってしまった。
それゆえに、コロナ篭りも手伝って、運動不足から足腰の筋肉の衰えを感じて、体を動かそうと筋トレもどきを始めた。
全く同じ頃、夫はヨガに目覚めたらしい。
私もヨガをやっていた時期もあるが、今は激しく動かしたい!衝動にあるので、ヨガは横目で見ているだけだ。ヨガで求められる呼吸のコントロールと体幹の意識トレーニングは、楽器を演奏する時には欠かせない。
夫の趣味は、もっぱらゴルフ。出張に行かない週末は全てゴルフ。
コロナ篭りどころか、コロナゴルフ三昧だ。
年末年始、もちろん連日ゴルフ。
カリフォルニアに住んでいて良かったね。
そして、夫とは仕事の話もゴルフの話も、全くしないが、共通の友人・キャンプ友達から聞いた話によると、彼のドライバーがの飛距離が伸びているらしい。それも自他とも認めているのが、ヨガのおかげだと言う。
ざっくり思うには、スイングの稼働率が上がったのだと思う。
ストレッチしても、硬い体が急に柔らかくなるわけでは無い。
でも硬いなりに、腰の周り、肩の周りの可動率が数度大きくなっただけでも、きっとドライバーの一番先のボールの当たる部分は円周10〜15センチくらいは伸びる可能性が高い。それなら、納得だ。
見た目の効果がそんなに現れなくても、遠く離れたところで、動くものは実は大きいのかもしれない。
そう言えば、誰かが水の上に落とした一滴の水滴に例えて話していたのを思い出した。そこから広がる水紋は、外に広がるほど大きくなる。
声帯の筋肉は小さいし、喉周りの筋肉も小さいけれど、少し鍛えると声の大きさや響きを変えることができる。
背筋を伸ばすと、視界が広がる。遠くまで見る同じ景色が、全く違う景色に映る。
それも、首の角度が数度上がっただけで起こること。
稼働率(能率性)だけが、生産性だけではない。
可動率が、鍵になる。